犬に野菜は必要?おすすめの野菜や与える際の注意点をチェック! - saesa

犬に野菜は必要?おすすめの野菜や与える際の注意点をチェック!

愛犬に末永く元気でいてほしい飼い主さんにとって、犬の毎日の食事は最も気になるテーマのひとつです。健康のため、愛犬に野菜を与えてみたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか?
今回の記事では、犬に与えてもいい野菜・与えてはいけない野菜のほかに、犬にとって野菜は必要なのか、適正量や与える際の注意点など、気になるトピックを徹底解説!
ぜひ最後まで目を通して、愛犬とのヘルシーな毎日に役立ててくださいね。

 

犬に野菜を与えてもいいの?
メリットとデメリットを確認

まずは犬に野菜を与えるメリットとデメリットをチェックしておきましょう。
『犬は野菜を消化しづらい』などという話も耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

愛犬の健康に効果的。
野菜を与えるメリット

犬に野菜を与えるメリットとしては、一番に栄養面の充実が挙げられます。
野菜にはビタミンやミネラルなど、犬の健康に役立つ栄養素がふんだんに含まれています。
たとえば食物繊維は整腸作用があり便秘解消に役立ちますし、野菜特有の成分は老化による不調などにも効果が。野菜に含まれた水分を摂ることで熱中症・脱水防止にもつながります。カロリーが低いものが多く、ダイエットのお供としても嬉しいですね。
与え方や量に気をつけさえすれば、野菜は愛犬の健やかな毎日に大きく貢献してくれること間違いなしの、心強いお助けアイテムです。

 

犬は野菜が消化できない!?
犬に野菜を与えるデメリットとは?

 

肉食だった狼が祖先にあたる犬は、実は繊維質の多い野菜の消化はあまり得意ではありません。徐々に雑食性に変化していった犬に野菜を与えること自体は問題ありませんが、適正量以上を与えると消化不良や嘔吐、下痢などの症状が出ることも。
犬によって好きな野菜・苦手な野菜もありますし、アレルギーが出る可能性も否定できません。
野菜を与える際は少量ずつトライして、愛犬の反応を見ながら適正な与え方を心がけましょう。

 

犬におすすめの野菜9選。
食材ごとの与え方にも注目

では、実際に愛犬に野菜を与えるならどんな野菜がいいのでしょうか?
ここでは毎日の食事でも与えやすい、私たちにも馴染みのあるおすすめの野菜9選をご紹介!野菜ごとの調理法も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

にんじん


βカロテン、カリウムなどが豊富なにんじんは、犬の目や皮膚の健康、免疫力向上などの効果が期待できます。
ただし、βカロテンの過剰摂取は肝臓に負担がかかるので与え過ぎには要注意。
生のままでも食べられますが、食物繊維は加熱すると消化がしやすくなるので茹でるのがおすすめです。生で与える場合は、細かく刻むかすりおろしてあげましょう。

 

大根

大根はタンパク質の消化を促す『ジアスターゼ』という成分が含まれており、整腸作用に優れています。葉の部分にもβカロテンやビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれているため、骨や関節の強化や皮膚の健康などに効果的。
栄養満点の大根ですが、甲状腺ホルモンの分泌を阻害する『ゴイトロゲン』が含まれているので、甲状腺疾患のある犬には与えないように注意しましょう。
生でも食べられますが、先端は辛味が強いのでなるべく葉に近い甘みのある部分を使うのがおすすめ。
葉は消化に悪いので加熱した上で刻んで与えてみてくださいね。

 

かぶ

ビタミンCやカルシウムなどが豊富で、免疫力向上や疲労回復、歯と骨の強化など、様々な効果が期待できるかぶ。葉にも鉄分やカリウムといったミネラル類が含まれているため、まるっと犬に与えられる野菜です。
しかし、かぶは大根と同じアブラナ科の野菜で、やはりゴイトロゲンが含まれているので注意。
生で食べられる野菜ですが、皮は食物繊維が多く消化に悪いため厚めに剝くのがベスト。丸吞みしないように小さめにカットし、消化機能が成犬より弱い子犬やシニア犬には茹でて与えるのがおすすめです。

 

キャベツ

ビタミンやミネラルが豊富なキャベツには特有の『キャベジン』という成分があり、荒れた胃を整えてくれる効果が。
キャベツの芯は硬いため、加熱した上で小さく切って与えましょう。また、中毒症状を引き起こす可能性のある硫酸イオンが少量ですが含まれているので、万全を期すのであれば芯は取り除いてあげるのが吉です。

 

ブロッコリー

栄養素が豊富で、別名『緑黄色野菜の王様』と呼ばれているブロッコリー。ビタミンCやβカロテン、タンパク質、ミネラルのほか、抗酸化作用の高い『スルフォラファン』という成分が含まれており、犬のがん予防への効果が期待できると研究が進んでいるそう。
生のままでは硬いブロッコリーは基本的に茹でて与えるのがおすすめです。カットしたり細かく裂いたりして小さめに与えましょう。
ただし、アブラナ科の野菜でゴイトロゲンが含まれているので注意。 

 

レタス

水分の多いレタスは水分補給向き。シャキシャキとした歯ごたえを好む犬は多いので、熱中症対策や脱水防止として与えるのがおすすめですよ。
ビタミンやミネラルのほか、自律神経を整える『ラクチュコピクリン』という成分が含まれているのが特徴的。犬に有効かどうかは研究段階ですが、水分補給のついでにこういった栄養素が摂れるのは嬉しいですね。
与える際は生のままでOK。微量ではありますがキシリトールが含まれているため、大量に摂取すると血糖値が急激に下がりふらつき・痙攣などの中毒症状が出ることも。あくまでおやつ程度に与えるのがベターです。

 

さつまいも

主成分が炭水化物でできているさつまいもは、エネルギー補給に最適です。ヤラピンという成分が腸の働きを改善し便をやわらかくしてくれるので、便秘気味の犬におすすめですよ。
消化不良を引き起こす可能性が高いため、必ず加熱してから犬に与えるようにしましょう。ねっとりと粘度の高いさつまいもは喉に詰まらせたり、内部の温度が下がりづらく火傷の危険性があるので必ず小さく分けて与えてくださいね。
高カロリーかつ糖質も多いため食べすぎは肥満の原因に。愛犬におねだりされても与え過ぎないよう要注意です。

 

かぼちゃ

さつまいも同様、炭水化物が多くエネルギー補給に向いているかぼちゃ。ビタミンB群が豊富で臓器の正常な働きを助けてくれたり、目や皮膚、被毛の健康に役立ちます。甘みがあるので、食欲が落ちている子に与えるのもおすすめですよ。
カロリーが高いので肥満に注意したいのに加え、与え過ぎはビタミン過剰症につながることも。
生のままでは硬いので必ず加熱し、種や皮は消化に悪いので与えないよう注意してください。

 

トマト

リコピンやβカロテン、ミネラルなどが豊富なトマトは生活習慣病の予防や免疫力向上の効果が。利尿作用があるため体内の循環を促し、血圧の正常化にも作用してくれます。生のままでも食べられますが、加熱した方が栄養を効率的に吸収できますよ。
トマトのへたや葉、茎、花には『トマチン』という有毒物質が多く含まれているため注意が必要です。中毒を起こした場合は赤血球が破壊され、最悪の場合死に至ることも。
未完熟の青い実にもトマチンは含まれているので、犬に与える際は必ずへたや葉を取り除き、赤い実の完熟トマトを与えるように気をつけましょう。

 

食べるな危険!
犬に与えてはいけない野菜にご注意を

犬の健康に役立つ野菜もある反面、食べると危険な野菜も存在します。うっかり愛犬に与えてトラブルにならないよう、代表的な野菜を確認しておきましょう。

 

長ネギ、玉ねぎなどのネギ類

長ネギや玉ねぎなどといったネギ類には、『アリルプロピルジスルフィド』という有機硫黄化合物が含まれており、この成分が溶血性貧血を引き起こします。発熱や嘔吐下痢、痙攣や血便などの症状が出る場合があり、最悪命を落とすケースも。
長ネギ、玉ねぎだけでなく、にんにくやニラ、らっきょうなどのネギ類は全て犬に与えるのは危険ですので注意しましょう。
犬の個体差、体調などによっても症状の重さは変わりますので、少量であっても犬の口に入らないよう細心の注意を払うことが重要です。

 

アボカド

アボカドに含まれる『ペルシン』という毒素は、多くの動物の健康に悪影響を及ぼします。犬はほかの動物に比べるとペルシンへの耐性があるとされていますが、アボカドを与えてもいいかどうかは専門家の間でも見解が分かれるところ。現時点では与えないほうが無難と言えるでしょう。
また、大きく硬いアボカドの種はうっかり犬が丸吞みをしてしまうと喉に詰まらせて窒息、ないし腸まで運ばれた上で腸閉塞を引き起こす危険性があるので十分気をつけたいところです。

 

ぎんなん

ぎんなんには『メチルピリドキシン』という中毒症状を引き起こす成分が含まれており、酷い場合は痙攣や意識障害といった重篤な症状が出る場合も。
また、ぎんなんのやわらかい身の部分(外種皮)に触れるだけで皮膚の炎症を起こすことがあるので、口に入らないよう注意するだけでなく、散歩中犬が触らないよう気を配ってあげてくださいね。

 

毎日与えてもいい?
量はどのくらい?
犬に野菜をあげる注意点まとめ

最後に、犬に野菜を与えるにあたって注意したい点をまとめてチェック。毎日必ず必要な食事だからこそ、ポイントはしっかり押さえて安全に犬に野菜を与えましょう。

 

野菜を与えるのに注意が必要な犬も。
必ず獣医に相談を

ここまで犬に与えていい野菜、与えると危険な野菜をご紹介してきましたが、実はそれ以外でも気をつけたいところが。

多くの野菜に含まれるカリウムは細胞の働きに必要な栄養素である反面、腎機能が衰えていると高カリウム血症を引き起こす場合があるため、腎臓に疾患を持つ犬には不向き。
キャベツやブロッコリーに多く含まれてるシュウ酸は尿路結石症の原因になるので、泌尿器系の疾患を抱えている犬には与えないほうが安心です。 

犬それぞれの疾患、年齢、個体差などによって、野菜が害になる場合も。愛犬の毎日の食事に野菜を取り入れたいと考えている方は、獣医さんに相談の上、その子に合った野菜を選んであげましょう。
ちなみに、カリウムやシュウ酸などは水にさらしたり湯がいてあげると含有量が減るので、与える場合は茹でこぼしてあげるのがおすすめです。

 

愛犬に野菜をあげるなら、
毎日の食事+トッピングがおすすめ

みなさんが毎日愛犬に与えているドッグフードは、いわゆる総合栄養食。良質で体質に合ったものを選べば、それだけで愛犬の健康的な食生活は担保されています。
栄養価の高い野菜も食べすぎると毒になる場合もありますし、野菜を食べすぎたために味を選り好みし、ドッグフードへの食いつきが悪くなるケースも。
野菜を犬に与えると様々な効果が期待できますが、あくまでドッグフードの補助としてトッピングしたり、おやつとして少量与える程度にとどめましょう。

 

あげすぎ注意。
犬に与える野菜の適正量とは

野菜の種類にもよりますが、犬に与える場合は基本的に1日の必要カロリーの10%程度を目安に上限を設けましょう。
これはあくまでカロリー上での数字で、にんじんや大根などのローカロリーな野菜は必要カロリー10%分であってもかなりの量になるので注意。愛犬の体重や年齢、運動量などに合わせた適量を探ってみてくださいね。

 

服薬中の愛犬に野菜を与える際は
細心の注意を

人間が服薬する際、食べ合わせの悪い食べ物があることは一般的に知られていますが、犬にとってもここは気をつけたいところ。特定の薬や病気の治療中の場合、中には摂取に注意が必要な野菜もあります。
病気にかかったり、老化に伴い必要な薬が増えたなど、愛犬のライフスタイルに変化があった際は、いままで問題なく与えていた野菜であっても、一度獣医さんに相談するのをおすすめします。

 

まとめ

今回は、犬に与えていい野菜、危険な野菜だけでなく、野菜を与えるメリットデメリットや与え方の注意点など、幅広くご紹介しました。

ぜひ気になるポイントを押さえて、毎日の愛犬ごはんをより充実させてくださいね。

 

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