野菜たっぷり愛犬ごはんを手作りしたい!どんな準備が必要?レシピは? - saesa

野菜たっぷり愛犬ごはんを手作りしたい!どんな準備が必要?レシピは?

愛犬の健康管理は飼い主の役目でもあり、また、生き甲斐でもあります。愛するワンちゃんのため、野菜たっぷりのごはんを手作りしてあげたい!と考える愛犬家も多いのではないでしょうか。

今回のテーマは『手作り愛犬ごはん導入編』!愛犬にごはんを手作りするメリットとデメリットに併せて、注意点、おすすめの調理法やレシピの探し方など、ビギナーさん向けの情報を幅広くご紹介していきます。
最後まで読んで、ぜひ愛犬ごはんを手作りする準備を進めていきましょう。

愛犬に手作りごはんを与えるメリットとデメリット

手始めに、愛犬に手作りごはんを与えるメリットとデメリットをしっかり確認しておきましょう。

 

メリット

愛犬の体調や体質に合わせたごはんを作れる

愛犬にごはんを手作りする最大のメリットは、“愛犬の体質・体調に合わせた食事が作れる”というところでしょう。
疾患を持っているシニア犬、育ち盛りのパピー、食物アレルギー持ち…と、ワンちゃんによって健康状態はそれぞれ。愛犬のコンディションに合わせて、日々微調整しながらごはんが作れるのは、手作りごはんの大きな利点です。飼い主さんが選んだ安心安全の食材を使い、あたたかい出来たての食事を愛犬に与えることができます。

 

水分が効率的に摂れる

愛犬の食事を手作りすると、ごはんを食べるだけで水分がしっかり摂取できるのが嬉しいところ。犬も人間も身体の大半は水分で構成されており、水分摂取は健康維持に欠かせません。
ドライタイプのドッグフードの水分量は約10%程度ですが、そこに野菜などをトッピングするだけでも摂取できる水分量がずいぶん変わります。
愛犬が水を飲まなくて悩んでいる方、必要な水分量が足りているか心配している方などにも、手作りごはんはおすすめです。

 

旬の新鮮な野菜を取り入れやすい

ごはんを手作りすることで、栄養たっぷりの旬野菜を愛犬の食生活に気軽に取り入れられるのも魅力のひとつ。
旬の野菜は栄養が豊富で、かつ旨味もふんだんに含まれているため、食べムラのあるワンちゃんなどにもおすすめです。
夏野菜は身体の熱を取り除き、冬野菜は体温を上げてくれる…など、旬野菜は季節に合わせた効能が期待できるのも嬉しいですね。

 

 デメリット

調理に時間と手間がかかる

準備に時間と手間がかかるというデメリットは否めません。
愛犬用ごはんで手の込んだ調理法を使うことは少ないですが、毎食手作りとなると家事や仕事に追われている方には現実的に難しい場合も。

 

saesaは完全無添加・国産野菜使用・犬の管理栄養士監修の、ワンちゃん用野菜ふりかけです。
普段のごはんにかけるだけで野菜の栄養素をしっかり補えるsaesaは、忙しくても愛犬の健康にしっかり気を配りたい飼い主さんにおすすめ。
ヘルシーな愛犬ごはん、まずはまずはここから始めてみませんか?
saesaの商品一覧はこちら

 

 

栄養バランスが崩れる場合も

 

愛犬それぞれに合わせたケアができるのは手作りごはんの大きな魅力ですが、一方で栄養バランスは気になるところ。
ワンちゃんを飼っているからといって、管理栄養士のような専門資格を持っている方はそう多くはありません。いきなり完璧に栄養バランスが取れた食事を作るのは、なかなかハードルが高いですよね。
よかれと思って愛犬に手作りごはんを振舞ったのに、むしろ栄養が偏ってしまう…なんていう危険が潜んでいることも、しっかり把握しておきましょう。

 

災害などの非常時にはドライフードが必要

災害時、避難を余儀なくされた際にペットの食事として必須になるのは、やはり『保存が効く・すぐ食べられる・栄養バランスが取れている』と三拍子揃ったペットフードです。
食材はおろか、電気や水といったインフラでさえ確保するのが難しい非常時に、愛犬のごはんを毎食調理するのは現実的ではありません。有事の際に慌てないためにも、手作りごはんだけではなくドッグフードの味に慣れさせておく、ドッグフードの備蓄を常備するなどの準備はしておくことをおすすめします。

 

愛犬に手作りごはんを準備しよう!ポイントや注意点は?

メリットとデメリットをそれぞれ押さえたら、いよいよ愛犬のためのごはんを作ってみましょう!
ここでは、実際に愛犬ごはんを手作りする際に役立つポイントや注意点をまとめました。

 

犬の健康にタンパク質は必須

まず、犬は『肉食に近い雑食性』だということは覚えておきたいところ。犬の健康的な食生活を維持するためには、動物性タンパク質の摂取は必須です。
肉食の狼を祖先に持つ犬は、実は食物繊維の多い野菜の消化はやや苦手。野菜を与えること自体は問題ありませんが、ヘルシーだからと野菜ばかりの食事になってしまうのはNGです。
愛犬にごはんを手作りする際は、肉や魚をメインに組み込むことを大原則と考えましょう。

 

愛犬に合った食材選びを

毒性のあるもの以外であれば、栄養バランスの観点から見ても野菜を食べるのは良いことです。しかしながら、“愛犬に合う野菜を選ぶ”という意識はとても重要。

たとえば、カリウムは重要な栄養素ですが、腎臓の働きが弱いと高カリウム症を引き起こす可能性も。多くの野菜に含まれているシュウ酸は結石症の原因になることもあるため泌尿器系が弱い子には不向きです。

このように、全ての野菜が全ての犬の健康に良いというわけではありません。

ワンちゃんの体質や疾患によっては避けた方がいい食材が存在することも心に留めた上で、目の前の愛犬を日々しっかり観察し、その子に合ったごはんを準備してあげることが重要です。

 

こちらのコラムでは愛犬に与えるのにおすすめの野菜やそれぞれの注意点を詳しく紹介しているので、ぜひ一緒あわせてにチェックしてみてくださいね。

犬に野菜は必要?おすすめの野菜や与える際の注意点をチェック!

 

 

愛犬に必要な栄養バランスと適正な量を探る

ワンちゃんの理想的な栄養バランスは、大まかに
タンパク質【1】:野菜【1〜2】:炭水化物【0.5〜1】
程度と言われています。

この割合を基本に、運動量の多いワンちゃんには炭水化物をやや多めにしてみたり、お腹が弱い子には少し野菜を減らして様子を見るなど、個々の愛犬の状態に合わせて微調整を。

また、ワンちゃんの1日における適正な食事量は、体重の約2〜3%。
・体重5キロ…100g〜150g
・体重10キロ…200g〜300g
こちらもあくまで目安として、愛犬の年齢や運動量によって調整していきましょう。

数字で「◯%」「◯g」と提示されると途端に小難しい気がしてきますが、これらはあくまで目安です。愛犬の様子を観察し、都度調整していけば問題ありませんよ。

 

ネットの情報は玉石混交。必ずかかりつけの獣医に相談を

ちょっとスマホを開いて軽く調べるだけでも、犬用ごはんのレシピは無数にヒットします。しかし、一度ここで一呼吸を。
ネットは手軽に様々な情報を調べられて便利ですが、全てに信用におけるかというとそれはまた別問題。専門家がしっかりと監修したものもあれば、残念ながらあまり信憑性のないものが存在しているのも事実です。
ネットで調べた情報だけを丸々鵜呑みにはせず、まずはかかりつけの獣医さんに相談をしてみてくださいね。

 

愛犬ごはんに使う野菜のおすすめ調理法

“手作りごはん”と考えると少々身構えてしまいますが、ご心配は不要です。ごく簡単な調理法だけで、十分愛犬においしくてヘルシーな食事を食べさせることができますよ。
ほんの少しの一手間で、お手軽に手作り愛犬ごはんを作っていきましょう。

 

茹でる

愛犬に食べてほしい野菜を刻んでさっと湯がくだけでも、愛犬手作りごはんへの大きな第一歩。
特に野菜は生のままだと固く消化しづらいものが多いため、やわらかくなるまで火を通してあげるとワンちゃんのお腹にもやさしい一品になりますよ。
また、先ほどお話したカリウムやシュウ酸は、湯がくと含有量が減るためそういった面でもおすすめです。その際は茹で汁は捨てるように注意してくださいね。

 

焼く

基本中の基本である調理法ですが、もちろん愛犬のための手作りごはんにおいても、主戦力といっても過言ではありません。
野菜をザクザク刻み、お肉と一緒に炒めればもう立派なメイン料理!
食べムラがあったり、食が細いワンちゃんには、ごま油を少々垂らしてあげるのもおすすめ。香りが出て、より食欲をそそりますよ。

 

煮る

愛犬にごはんを作るなら、野菜を煮込んであげるのもいいですね。貝類や昆布、鶏などから取った出汁で野菜を煮込んであげると、風味と香りがアップしてワンちゃんの食欲をくすぐってくれますよ。

ちなみに、我が家では水炊き鍋をする日は犬が食べられる野菜のみを鍋に入れ、鶏肉とじっくり煮込んだものを取り分けて愛犬に与えています。食欲が落ちていても、しっかり鶏出汁が効いてくたくたになったお野菜はぺろりと食べてくれますよ。ぜひお試しあれ。

 

乾燥する

他の調理法と比べると少々ハードルは上がりますが、野菜を乾燥させてドライフードとして愛犬に与えてみるのはいかがでしょうか?

パリパリとした食感で味がギュッと凝縮されたドライ野菜やフルーツは、愛犬のちょっとしたおやつにぴったり。日持ちがする、外出先などに持ち運びやすいという点も嬉しいですね。

ご自宅で作る場合は専用のフードドライ機を購入する必要がありますが、コンパクトな物なら比較的安価で手に入れることができます。

 

ワンちゃん用レシピはどこで探せばいい?

いざ「愛犬のためにごはんを手作りしよう!」と一念発起したとき、一番気になるのはレシピ。いきなり自分でオリジナルレシピを考えるのは難しいので、ここはやはり既存レシピを探すのがおすすめです。
コラムの締めくくりとして、どこでワンちゃん用の手作りごはんレシピを探すべきか、チェックしておきましょう。

 

レシピ数とメニューの豊富さではピカイチ!レシピサイトで検索

「ネットの情報だけを丸々鵜呑みにしないように」というお話はしましたが、しかしながら、これだけ情報が豊富な媒体を使わない手はありません。いろいろなサイトを見比べて、上手においしくヘルシーなレシピを探しましょう。
今回は、ワンちゃん用のおすすめレシピサイト2選をご紹介。

わんわんシェフ見習い中

こちらはワンちゃん向け手作りごはん専用のレシピ投稿サイトです。
使いたい食材や愛犬の月齢で細かくレシピ検索ができたり、専門資格を持つプロが投稿したレシピを探せるなど、様々な角度から好みのものを探すことが可能。この他、手作りごはんの基本解説が掲載されていたり、掲示板方式でユーザーが手作りごはんに関する質問を投げられたりと、初心者さんには何かと心強いコンテンツです。
初めて手作りごはんに挑戦する際は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

クックパッド

言わずと知れたレシピ投稿サイトの大手であるクックパッドですが、なんとワンちゃん向けメニューも豊富!検索バーに「犬」と入力しただけで3,000件近いレシピが表示されます。
レシピ投稿自体は誰でも簡単にできるため愛犬に合うレシピ内容の精査は必要ですが、豊富なレシピの数々を眺めているだけで、手作りごはんのアイディアが浮かんできそうですね。

安心感が嬉しい。愛犬にぴったりのレシピ本を探す

ワンちゃん向けの手作りごはんレシピ本の場合、獣医師などの専門家が監修していることが多く、出版社を介して発刊されているため信頼性が高いのが嬉しいポイント。

レシピ本の方向性も様々で、東方医学の考え方を反映させたもの、犬種、シニア犬に特化したものなど、なかなか個性豊かです。いくつか試しに読んでみて、自分や愛犬に合いそうなレシピ本を探してみてくださいね。

 

おわりに

手作りごはんと一口に言っても、合う食材や調理法はそれぞれですし、ドックフードとの併用ももちろんアリ。作る頻度だって、絶対毎食でなければいけない、なんてことはありません。

「手作りごはんでないといけない」「むしろ手作りはよくない」と一概に決めつけず、愛犬と飼い主さんのちょうどいいラインを探ってみてくださいね。

 

Back to blog